tvcm
CD:小霜和也 Agency:東急エージェンシー Production:東北新社
「ゆとり教育」が見直され、また受験競争が白熱する中、保険会社各社は学資保険に注力しています。日本生命は返戻率でおそらくNo.1であろう好条件で学資保険をリニューアルすることとなりました。
そこにもっと広告投資をすべきでは、との議論が社内でなされている中、東急エージェンシーからの依頼で自主プレゼンに近い提案をさせていただきました。
「キラキラネーム」などが問題(?)となっていますが、私見ではどうも最近は親の方が子どもぽく、子どもの方が大人びたしっかりした考えを持っていたりするようなことが多い気がします。そこでいっそ、生まれたばかりの赤ちゃんが将来を真剣に考えていて、脳天気な親にため息をつく、という企画は現代の風刺として面白いのではと考えました。
じつはプレゼンした時点でクライアントはすでに予算を割り振り済み。しかしCMコンテの説明が終わるや「おもしろい!」とやたら喜んでいただき、なんとかこれを世に出したい、ということで、苦労して予算を捻出してもらい制作。ターゲットの主婦が観ているBS番組枠で流していただきました。
思いがけず、「消費者のためになった広告コンクール」部門賞までいただきました。
(公式サイト)http://www.nissay.co.jp/kojin/gakushi/